10
四月
2015
制作工程ご紹介。その①『リサーチ』
映像の制作工程は、カメラで撮影し、編集ソフトで編集し、音楽をいれ、
「はい出来上がりっ!」といった感じでとても簡単です。
自分の日常の生活シーンを切り取って今はやりのアプリで編集したり、
友達の結婚式のメッセージビデオやイベントなどで誰かに
見せて「うわっ、すばらしい!」「おもしろかった!」「よく頑張った!
感動した!」と、ワクワクしながら映像を見たり、
楽しんだりしてきた方も多いのではないでしょうか。
このワクワクしたり感動したりと言うことが、映像の醍醐味です。
映像制作の目指すところは、すべてはこの「感動のために」あります。
なぜ、その友達や家族が感動してくれるのか。
それは映像を作られた方の努力と演出が素晴らしかったからです。
大切な人のためにその作り方を学び、
その人の好きな事や物を考えて、心を込めて作っているからです。
大切な人との楽しい思い出、悲しい別れ、
嬉しかったことや苦しかったことなど、その人の過去や現在の
趣味趣向、将来の夢などありとあらゆる情報をよく理解して
制作いるからこそ、映像をみてもらった人に
「おもしろかった!感動した!」と言われるのだ思います。
翻って、この感動を友達や家族以外の方々に
共感してもらうことはなかなかできません。
クライアントの皆様が求める感動を私達は、
創らなければなりません。しかし感動創りに正解というものは
ありません。頭を抱えて智恵や知識を絞っても、
私のような凡人には、なかなか出てくるものでもありません。
でも、もうやめた。と投げ出すわけにもいきません。
では、どうすればいいのか。
それは、やはり諸先輩の方々が築き上げた理論や方法を
見習い学んで自らの技術を向上させ、そしてビデオ制作させて
いただく人やグループの大切にしている思いやメッセージとなる
情報を伺う「リサーチ」をしなければなりません。
そうは言っても、すべての皆さんが自分の気持ちを表現して
下さるわけではありません。
どう見せたいのか趣味趣向を感じとったり、人間に備わっている
機能の五感をフル回転。備わってもいないシックスセンスも働かせたつもりで、
まず相手の事や物を考えて、考え考え考え抜くところから始めます。
これが制作行程のその①「リサーチ」です。 by石川貴視
(ちなみに、掲載している写真は、お花見の写真です。ブログの内容とは関係ありません。
いつも、一緒に仕事をしている撮影技術会社のグローブさんの
お花見にお呼ばれしました。楽しいひとときを過ごさせていただきました。)