31
三月
2015
未来創伝 映像記録
昨年のクリスマスに京都造形大学内の春秋座で「未来創伝」という
公演がありました。
その映像記録ビデオの制作をさせていただきました。
日本舞台芸術のエンターテインメントで横笛演奏者の藤舎貴生さんが
プロデュースされました。
(以下、パンフレット記事を参照しています。)
演目は、歌舞伎俳優として異彩を放つ市川猿之助さんが、
お家芸の代表である人気作品黒塚をご自身初となる素踊りにて舞い、
桂米團治さんの品のある安定した語りにて黒塚を語ります。
そして第54回レコード大賞企画賞受賞作品「幸魂奇魂」より
「八俣の大蛇」を今公演用にアレンジし「Ⅱ」として精鋭ダンサー8名と
舞戦いました。
尾上菊之丞さんと茂山逸平さんが主催し好評を博し続け、
今年5回目を迎えた「逸青会」その作品の中から「千鳥」を
披露されました。
現代演劇の立場から古典作品と向き合い独自の世界を
確立してきた若村麻由美さんが、自身の新たな境地を探るべく、
語舞踊として新作「書く女」を演じられました。
今回は今公演の企画者でもあり、独自の世界を表現し高い評価を
得ている藤舎貴生さんが手がけた三作品、
そして自身が特に思い入れのある黒塚を米團治さんの進行とともに
「未来創伝」ならではの演目、演出に仕上げられました。
歌舞伎、舞踊、音楽、お芝居と日本を代表するそうそうたる出演者が
魅了する舞台公演でした。老若男女だれでも楽しむことが
出来る舞台です。このような貴重なお仕事をさせていただき、
ありがとうございました。By 石川貴視