こんな仕事もしています。
近頃、イベントや舞台、プロジェクションマッピングなど様々なところでエンターテインメントとしての映像を
よくみるようになりました。
弊社でも舞台やコンサートなどで舞台演出のひとつとして
映像の映写を担当させていただくことがあります。
一例として、ドラマティック古事記で舞台演出に併せて上映した時の様子の一部をご紹介します。
ドラマティック古事記のひとつの演出として、画家マークエステル氏が描かれた古事記の世界を絵巻物として表現するということでした。
美術作品を映像表現する上で、一番重要なポイントとして「色」の再現です。
プロジェクターの輝度(明るさ)が足りないと、美術作品の色が沈んでしまします。
そこで今回は制作委員会の柴田様の関係で、パナソニックの15,000ルーメンのプロジェクターをお借りすることができ、写真①のように鮮やかな「色」を表現することができました。
写真①ダンサー出演者の背景に映像を投影して、絵巻としての視覚効果、美術効果を狙っていきます。映写する幕は、舞台前方の舎幕。センターのスクリーン。後方のホリゾント。この3箇所に映写します。(出演者の皆さんがまぶしかったかもしれませんが...。)
写真②舞台稽古の様子です。舞台の進行に併せて、映像出しのタイミングや編集をチェックします。(手前の台本の製本も弊社で手がけております。)
写真③本番前日ゲネプロ。鮮やかなブルーの照明に照らされ綺麗な舞台です。
照明さんにも気を遣っていただきながら、映写するための準備を開始します。
写真④システム準備。パナソニックのプロジェクターを搬入しケーブルを引き回し、機材セッティング開始。映像の技術スタッフは2人、私は制作なので1人です。映像班は計3人で担当しました。最小限の人数で最大限の力を出します。とはいえ、機材運びなどは、さすがに、運営スタッフにも手伝ってもらいます。
写真⑤ゲネプロです。最終的な映像の動きやスタート・ストップのタイミング、役者さんのダンスに併せたり、音楽にリズムでフェードをしてみたり、幕の形でトリミングしてみたりと、最終的な調整を行っていきます。技術の経験豊富な新倉さん、手が早くてさすがです!私は、この日映像の改訂があったので、徹夜でしたが...。
そうして、いよいよ本番!という形で写真①のようになるわけです。
これは、劇舞台でしたのでプロジェクターを使用しましたが、その他コンサートホールやイベント会場などでLEDの大型スクリーンを使用することもあります。数年前には600インチLEDスクリーンで映像出しをしたこともあります。
映像のこと映像以外のことでも、ご相談承ります。m(_ _)m
By 石川貴視